『パンデミック:指輪物語』は、大人気協力型ボードゲーム「パンデミック」のシステムをベースに、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の世界観を体験できる作品です。
プレイヤーはフロドやガンダルフなど仲間となり、サウロンの軍勢に立ち向かいながら「一つの指輪」を滅びの山へと運ぶ旅に挑みます。
ルール自体はパンデミックと共通する部分が多く、協力して行動しながら危機を乗り越える緊張感はそのまま。
さらに、指輪物語ならではの冒険感とストーリー性が加わり、映画ファン・協力ゲーム好きどちらにもおすすめの一作です。
この記事では、ゲームの目的・1ターンの流れ・勝敗条件 を初心者向けにわかりやすく解説します!
Contents
『パンデミック:指輪物語』とは?

『パンデミック:指輪物語』は、協力型ボードゲーム「パンデミック」のシステムをベースにした作品です。
舞台は中つ国。プレイヤーはフロドやガンダルフ、アラゴルンといった仲間の一員となり、サウロンの軍勢に立ち向かいながら「一つの指輪」を滅びの山へと運ぶ冒険を進めます。
パンデミックシリーズの特徴である「協力して危機を防ぐ」システムはそのままに、指輪物語のストーリーやキャラクター要素が加わり、原作ファンにも馴染みやすい内容になっています。
ゲームの進行はパンデミックに近いため、すでにパンデミックを遊んだことがある人ならスムーズに理解できますし、初めて遊ぶ人もテーマに引き込まれて楽しめるでしょう。
ゲームの目的
『パンデミック:指輪物語』の最終目的は、仲間たちと協力しながら「一つの指輪」を滅びの山へと運び、破壊することです。
ただし、その前に各地で発生する複数の任務(シナリオごとの目的)をクリアしなければなりません。
任務を達成することで物語が進行し、最終的に指輪を捨てる条件が整います。
各プレイヤーは固有の能力を持つキャラクターを担当し、仲間と力を合わせてサウロン軍の脅威を抑えながら冒険を進めます。
任務を果たし、最終的に指輪を滅びの山に投げ込むことができれば、全員の勝利となります。
逆に、敵の脅威が広がり希望を失うと敗北。
物語の緊張感とパンデミックらしい協力のスリルが融合した、壮大な冒険が待っています。
1ターンの流れ

『パンデミック:指輪物語』の1ターンは、大きく3つのステップで進行します。
基本的な流れは『パンデミック』と同じですが、テーマが指輪物語になっているため、用語や演出がアレンジされています。
① アクションフェイズ(キャラクターの行動)
このゲームでは、プレイヤーは2人のキャラクターを操作します。
1人のキャラクターで最大4アクション、もう1人のキャラクターでは1アクションを行うルールとなっています。
この配分をどう使い分けるかが、仲間同士で協力する上で重要なポイントです。
行動の種類は次のとおりです。
- 移動
- 交友
- 準備
- 招集
- 攻撃
- 占領
キャラクターごとの特殊能力と組み合わせて、効率よく行動することが勝利のカギとなります。
② プレイヤーカードを引く
行動の後、プレイヤーは山札からカードを2枚引きます。
引けるカードの種類は次のとおりです。
- プレイヤーカード:任務達成等に必要な基本カード
- 空が暗くなるカード:サウロンの勢力が強まる危険なカード(パンデミックでいうエピデミックカード)
- イベントカード:プレイヤーに有利な効果をもたらす特殊カード
カードの引き運によってゲーム展開が大きく左右されます。
③ 冥王軍カードを引く
最後に、山札から冥王軍カードを1枚引き、その効果を解決します。
- 進軍:冥王軍部隊が戦闘ラインに沿って前進。ぶつかった場所では戦闘ロールを行います。
- 増援:指定されたエリアに冥王軍部隊を追加配置します。
※カードに記載の指示がある場合は、その内容に従って解決します。
勝敗条件
勝利条件
- すべての目的カードに記された内容を達成する
(目的カードは難易度によって使用枚数が異なります) - 最後に「一つの指輪」を滅びの山に投げ込み、破壊する
この2つを果たせば、プレイヤー全員の勝利です。
敗北条件
- 希望を失う:希望マーカーが0になる
まとめ
『パンデミック:指輪物語』は、人気協力ゲーム「パンデミック」のシステムに、指輪物語の壮大な冒険を融合させた作品です。
プレイヤーは2人のキャラクターを操作し、それぞれのアクションを組み合わせてサウロンの軍勢に立ち向かいます。
- ターンは「アクション → プレイヤーカード → 冥王軍カード」の3ステップ
- 目的カードをクリアし、最後に「一つの指輪」を滅びの山に捨てれば勝利
- 希望マーカーが0になれば敗北
シンプルなルールですが、緊張感と物語性があり、協力プレイの面白さを存分に味わえるゲームです。
パンデミック経験者はもちろん、指輪物語ファンにもおすすめできる一作です!
初心者おすすめ度
★★☆☆☆(5段階中2)
ルール自体は分かりやすいものの、ゲーム難易度は高め。
シンプルだけどかなり難しい協力ゲームを求める人にぴったりです。
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