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【2025年版】実際に遊んで本気で面白かったボードゲームBEST5

2025年もいろいろなボードゲームを遊んできましたが、その中でも「これは本気で面白かった」「何度でも遊びたい」と感じたゲームがいくつかあります。

この記事では、レビュー目的や評判だけで選んだものではなく、実際に遊んで心から面白いと感じたボードゲームを、ランキング形式で5本紹介します。
軽いゲームから重めのゲームまで混ざっていますが、順位は完成度や有名度ではなく、2025年にどれだけ心を掴まれたか・印象に残ったかを基準にしています。

定番タイトルもあれば、人を選ぶゲームもあります。
それでも「この年に遊んでよかった」「時間をかける価値があった」と思えたものだけを選びました。

ボードゲーム選びで迷っている方や、
「他の人が本気でハマったゲームを知りたい」という方の参考になれば嬉しいです。

それでは、
【2025年版】実際に遊んで本気で面白かったボードゲームBEST5、いってみましょう。

第5位:カタン

初心者おすすめ度:★★★★★
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:60分

プレイヤー同士で資源を集め、交渉し、開拓を進めていくボードゲームの定番中の定番。
王道と呼ばれるゲームには、やはり王道たる理由があります。

ダイスの目によって資源が生産される運要素、資源を安定して確保するためのエリアマジョリティ要素、
そして資源が足りないプレイヤー同士で自然に発生する「交渉」。
これらが非常にうまく噛み合っており、運に左右されながらも戦略性をしっかり感じられるのがカタンの魅力です。

このゲームの面白さは、やはり「交渉」が自然に生まれる点にあります。
ダイス運だけではどうにもならない場面でも、交渉次第で状況をひっくり返せるため、
初心者と経験者が同卓してもゲームが成立しやすいのは大きな強みだと感じました。

また、ルールは非常にシンプルなので、意外と子どもでも理解しやすく、
大人から子どもまで同じテーブルで楽しめる点も大きな魅力です。
家族や友人とワイワイ遊ぶボードゲームとして、今でも安心しておすすめできる一本です。

第4位:ドラスレ

初心者おすすめ度:★★★★☆
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:30分

プレイヤー全員で協力してドラゴン討伐を目指す協力型ボードゲーム。
ゲームは「冒険フェイズ」と「決戦フェイズ」に分かれていて、まずは冒険フェイズでキャラクターを育てていきます。
能力を強化し、経験値を稼ぎ、装備を整えていく過程はまさにRPGそのもの。
もちろんミッションに失敗して、冒険の途中で力尽きてしまうこともあります。

そして最大の見どころが、最後のドラゴンとの決戦フェイズ。
冒険がどれだけ順調でも、最終戦でコテンパンにされてしまうこともあり、
「ここまで頑張ったのに負けるのか…!」という悔しさを含めて、非常にドラマチックです。
ドラスレはダイスロールがメインのゲームなので、理不尽な目に泣かされることもありますが、
逆にダイスに救われる奇跡もあり、この振れ幅が大きな魅力だと感じました。

ゲーム時間は30〜60分程度と意外と短めで、しっかり冒険して決戦まで味わえるのが嬉しいところ。
「負けたからもう一回!」「次こそ討伐しよう!」とすぐ再戦したくなるリプレイ性も魅力です。

相談しながら挑戦する協力ゲームが好きで、
多少の理不尽さも含めてワイワイ楽しめる人には、ぜひ一度体験してほしい一本です。

第3位:ROOT

初心者おすすめ度:★★☆☆☆
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:60〜90分

ROOTは、森の覇権争いを舞台にした非対称ボードゲーム。
それぞれの勢力がまったく違う能力や戦い方を持っており、
混沌とした森の中で「誰が最終的に覇権を握るのか」を巡って戦う、非常に戦略性の高い作品です。

時にはある勢力を攻撃し、ある勢力とはあえて距離を置いたり、
自分だけが抜け駆けしようとすると一気に全員の標的になってしまったり……
プレイヤー同士の駆け引きが非常に濃く、
調子に乗りすぎると立て直しがほぼ不可能になる緊張感もこのゲームの魅力です。

非対称ゲームのため、最初はルール理解に少し苦戦するかもしれませんが、
そこを乗り越えると一気に世界が開けて「これぞボードゲームだな」と感じる達成感があります。
覚えることは多いものの、実際のプレイ自体は60〜120分程度でまとまり、
“初めて重量級にチャレンジしたい人”にも挑戦しやすいゲームだと思いました。(覚えることはやっぱり多いですが…!)

さらに、コンポーネントがとても可愛く、見た目の完成度も抜群。
テーブルに並べただけでワクワクするデザインもROOTの大きな魅力です。
しっかり考えて遊びたい人や、非対称ゲームが好きな人にはぜひ触れてほしい一本です。

第2位:ハッククラッド(基本+デルタ)

初心者おすすめ度:★★★☆☆
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:60〜120分

ハッククラッドは、各プレイヤーが未来を読む魔女となり、
巨大なボス「クラッド」の動きを予測しながら戦っていくボードゲーム。
クラッドの攻撃を回避しつつ、どれだけ効率よくダメージを与えられるかを競い、
最終的に最もクラッドへダメージを与えたプレイヤーが勝利します。

このゲームの面白いところは、プレイ形式が豊富なこと。
協力プレイ、2vs2のチーム戦、そして個人戦と、遊び方によって戦略がまったく変わります。
攻撃はデッキ構築で行うため、
「いかに早くデッキを回すか」「どこまで強化するか」といった判断が非常に重要。
しかしラウンド数には限りがあり、完璧なデッキを作ることはほぼ不可能なので、
限られた中で“どの方向に伸ばすか”を選ぶ楽しさがあります。

さらに厄介で面白いのが、クラッドの行動予測。
「ここにいれば攻撃は回避できるだろう」と思っていても、
他プレイヤー(=魔女)の行動によってクラッドの行動が変わり、
読みが外れてしまうことも。
この“読む・揺さぶる・裏切られる”駆け引きが本当にスリリングです。

ファンタジー世界観が好きな方、デッキ構築が好きな方、
そしてしっかり考えるゲームが好きな方には強くおすすめしたい一本。
デルタ拡張を入れることでさらに戦術の幅が広がり、
「次は違う戦い方を試したい!」と思わせてくれる、リプレイ性の高い作品です。

第1位:バラージ

初心者おすすめ度:★★★☆☆
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:120分

↑※リンクは英語版です。

重厚なユーロゲームの代表格ともいえる作品で、
水力発電をテーマにしたワーカープレイスメント+資源マネジメントのボードゲーム。
ダムを建設し、水を溜め、発電し、その利益を次の行動へ繋げていくという、
“積み上げていく感覚”が非常に強いゲームです。

このゲームの勝敗を分けるのは、いかに自分の戦略を貫き通せるかという点。
「この路線で突き抜ける」と決めた方向でしっかり成果を出せれば強いのですが、
中途半端にブレてしまうと一気に相手に出し抜かれます。
ワーカープレイスメントのためできることには限りがあり、
“全部は絶対にできない”という制約の中で、
どこに力を入れるかを決める苦しさが、むしろクセになる面白さです。

一手一手の判断が重く、少しのミスが後半に大きく響くため、
プレイ中は常に頭をフル回転させることになります。
計画がうまくハマったときの達成感は本当に大きく、
逆に失敗したときの悔しさも強烈。
それでも「次はもっと上手くやれるはず」と、また挑戦したくなる中毒性があります。

プレイ時間は重量級で、実際には3〜4時間かかることもありますが、
やりごたえたっぷりで“重ゲーをやるならこれ!”と言いたくなる完成度。
THE・ワーカープレイスメントともいえる作品で、
しっかり考えるゲームが好きな人には、後悔しない一本だと思います。

まとめ:2025年は本気で“遊びごたえのあるゲーム”が印象に残った年でした

2025年に遊んだ中で、本気で面白かったボードゲームBEST5を振り返ってみると、
共通していたのは「ただ遊ぶだけではなく、しっかり“体験”として心に残るゲーム」だったなと感じます。

家族や初心者と安心して楽しめる王道の『カタン』から始まり、
短時間ながらドラマの詰まった『ドラスレ』、
非対称の奥深さが魅力の『ROOT』、
何度でも挑戦したくなる『ハッククラッド』、
そして頭をフル回転させる重量級『バラージ』まで、
どれも“遊んでよかった”と胸を張って言える作品ばかりです。

もちろん2025年に遊んだゲームは他にも素晴らしい作品がたくさんありましたが、
あえて順位付けするなら、という観点で私の独断と偏見でランキングしてみました。
少しでもゲーム選びの参考にしていただけると嬉しいです。

ボードゲームはルールや重さだけでなく、
「誰と遊ぶか」「どんな時間を共有できるか」も含めて楽しむものだと思っています。
この記事が、次に遊ぶ1本を選ぶきっかけになったり、
「これ気になってた!」と手に取る後押しになれば嬉しいです。

もしプレイしたことのあるゲームがあれば、ぜひ感想も教えてください。
まだ遊んだことがない方は、どれか一つでも気になる作品に出会ってもらえたら幸いです。