🛡️ 甲鉄衛団(こうてつえいだん)
📌 概要
拡張セット「そびえる山の生き物乱記」で登場する勢力。
かつて追放された敬虔な騎士団が、戦争で失われた秘宝を回収するため、大森林に戻ってきました。
この勢力の特徴は、森に散らばる秘宝トークン(像・石板・宝石)を探し出し、
自軍の陣地タイルへと運び込んで回収することで得点を稼ぐという、他勢力とは異なる勝ち筋にあります。
回収した秘宝の価値(1〜3点)によってVPを獲得し、
さらに3種類を1セット揃えるごとに追加2点のボーナスも得られます。
アクションは「従士」と呼ばれるカードを使って実行し、
カードの配置順や支配条件、秘宝の価値に応じたリスク管理がプレイの肝となります。
一方で、従士の喪失や秘宝の奪い合いなど、不確定要素も多く、
状況判断と綿密な計画性が求められる高度な勢力です。
🎲 難易度:中級者〜上級者向け
🔍 特徴:秘宝の探求と回収 / 陣地タイルと広場支配 / 従士によるアクション管理 / セットボーナスによる得点加速
準備手順
甲鉄衛団の初期配置には、秘宝トークンや兵士コマ、陣地タイルなど独自の要素が多く、
この準備こそが後の探求・回収アクションのリスクや戦略と密接に関係しています。
そのため、ターンの流れの説明に入る前に、まずは準備手順を確認しておきましょう。
(※秘宝トークンの配置など、一部の準備は他プレイヤーの協力を前提としています)
🪙 ステップ1:秘宝トークンの配置
3種類(像・石板・宝石)×4個=計12個の秘宝トークンを、
価値の書かれていない面(裏面)を上にしてシャッフルします。
その後、他のプレイヤーに協力してもらいながら、
マップ上の12か所の樹林に1個ずつ伏せた状態で配置します。
※この時点では、誰も秘宝の価値を知ることができません。
この「価値が伏せられている状態」が、探求アクションのリスクにつながります。
(※探求アクションのリスクについては、ターンの流れのパートで説明します)

🪖 ステップ2:兵士コマの配置
甲鉄衛団は、マップ四隅にある広場のうち、他プレイヤーの開始広場ではない1つを選び、
そこを自分の開始広場として、兵士コマを4個配置します。
その後、この開始広場に隣接する外周の広場にも、さらに兵士コマ4個を配置します。
🧱 ステップ3:忠実な家臣のセット
甲鉄衛団の派閥ボード上部には、複数の「従士スロット」が用意されています。
ゲーム開始時には、あらかじめ用意された《忠実な家臣》カードを、
この各スロットに1枚ずつ差し込むことで、初期アクションがセットされます。
※この従士カードが、昼光フェイズのアクション実行の基礎になります。

🧭 ステップ4:陣地タイルの配置
甲鉄衛団の派閥ボードには、複数の「陣地タイル枠」があります。
ゲーム開始時には、対応する両面の陣地タイルを、それぞれの枠に1枚ずつ配置します。
この陣地は、ゲーム中にマップ上へ展開することで、クラフトの拠点や秘宝の回収条件として機能します。

ターンの流れ
甲鉄衛団のターンは、以下の3つのフェイズで構成されています。
🐦 鳥歌フェイズ
- 陣地展開:兵士コマ1個を陣地タイル1枚に入れ替えることで、盤面に陣地を展開できます。兵士も陣地もない場合は、マップ外周に新たに配置することも可能です(表裏どちらの面でも可)。

- 陣地撤収:展開とは逆に、陣地タイルを兵士コマに入れ替えることで陣地を撤去できます。

- 募兵:手札のカードを使い、陣地タイルがある対応する広場のマークの広場に兵士コマ2個を配置できます。回数制限はありません。
☀️ 昼光フェイズ
まず、以下の順にアクションを実行していきます。
🔹 クラフト
陣地タイルをクラフト拠点として使用し、通常のクラフトを行います(記されている秘宝の種類は問わない)。
🔹 従士アクション
従士エリアに差し込まれたカードの順に、指定アクションを1スロットずつ実行します。
カード1枚につき1回、そのカードの広場のマークに対応する広場でアクションを行うことができます。

従士アクションには以下の種類があります:
- 移動
対応する広場からの移動。 - 戦闘後探求
敵のいる広場で戦闘後、隣接する樹林から秘宝を移動させて価値を確認。支配条件を満たせないとカードを失います。 - 移動か回収
秘宝を陣地で回収し、VPを獲得。3種類そろうとセットボーナスも。支配が足りないとカードを失います。
🌙 夕闇フェイズ
ターンの最後に、以下の3つのステップをこの順で処理します。
🔹 現地調達
衛団の兵士コマが4個以上存在する広場から、それぞれ兵士コマを1個ずつ取り除きます。
前線を支える代償として、兵力の維持が難しくなるフェイズです。
🔹 従士集め
手札から任意の動物カードを従士エリアの任意のスロットに差し込むことで、次のターン以降のアクション数を増やせます。
すでに配置してあるカードを別のスロットに移動することも可能です。
※従士エリアには、合計で10枚までカードを配置できます。
🔹 手札調整
カードを(1+派閥ボード上のカードアイコンの数)枚引きます。
その後、手札が6枚を超えていれば、自由に選んで5枚になるように捨て札します。
固有能力
甲鉄衛団は、「秘宝トークン」や「陣地タイル」などの専用要素を活用しながら、
従士カードを使って慎重にアクションを管理していく勢力です。
💎 秘宝トークンと得点システム
マップには「像」「石板」「宝石」の3種類・合計12個の秘宝トークンが配置されており、
探求によって広場に運び込み、自軍の陣地で回収することでVPを獲得できます。
- 各秘宝には1〜3点の価値がある
- 回収した秘宝トークンの種類が揃うとセットボーナス(3種1セットで+2VP)が発生
- 回収時に支配条件を満たせないと、アクションに使用した従士カードを失う可能性あり


🏰 陣地タイル
衛団は通常の建物ではなく、両面仕様の陣地タイルを盤面に展開します。
このタイルがあることで、以下の要素が発生します:
- 対応する秘宝の回収条件を満たす
- クラフト時のクラフト拠点になる(面の種類は問わない)
- 兵士と入れ替えて展開/撤収できる(鳥歌フェイズ)
- 配置時、表裏どちらの面でもOK(秘宝の種類が変わる)
🛡️ 敬虔な騎士(防御効果)
戦場に兵士コマと秘宝トークンが共に存在している場合、
衛団は戦闘で最初に受けた1ヒットを無視できます(奇襲でも同様)。
🧭 従士カードによるアクション管理
衛団のアクションは、従士エリアに差し込んだカードによって決まります。
差し込む枚数が増えるほど行動できる範囲も広がりますが、
- 各カードは指定された広場のマークにしか影響を与えられない
- 探求・回収アクションは支配条件が厳しいため、うまく条件を整えなければカードを失うリスクも高い
💥 高価な戦利品(他勢力へのVP)
他のプレイヤーが秘宝トークンを除去した場合、
そのトークンは任意の樹林に表向きで配置され、そのプレイヤーは追加で1VPを獲得します(通常の除去報酬1VP+追加1VPで計2VP)。
秘宝の奪い合いにおいて、他勢力にもメリットがある構造になっているのが特徴です。
🧭 立ち回りと戦略のコツ
🔰 序盤の動き方
まずは安全なスタート地点選びが鍵です。初期配置で他勢力から距離をとることで、秘宝の探求や拠点の展開を妨害されにくくなります。
序盤の探求・回収では支配条件を満たせないことで従士カードを失うリスクが高いため、無理に得点を狙わず、陣地の展開や兵士の確保に専念するのが安定行動です。
特に序盤は「探求」よりも「募兵」アクションの活用が安定します。
兵士を増やし、支配状態を整えてから行動することで、アクション失敗によるカード損失を防ぎやすくなります。
🔄 中盤の立ち回り
中盤は、いよいよ探求 → 回収による得点獲得フェーズに移行します。
このタイミングでは、支配条件を確保できる広場から順に秘宝を回収していくのが基本戦術です。
- 探求:隣接する支配広場の数 ≥ 秘宝の価値
- 回収:対応する支配広場の数 ≥ 秘宝の価値
これらを満たせないと、アクションに使った従士カードを廃棄することになってしまうため、支配数の確保は非常に重要です。
また、秘宝は種類ごとのセットでも追加得点(+2VP)があるため、なるべくバランスよく3種を集める意識も必要です。
🎯 終盤の勝ち筋
終盤では、高得点の秘宝を素早く回収するか、防衛しながら得点源を守るかの判断が分かれます。
秘宝は除去されると相手に2VPを与えてしまうため、回収できないまま放置するのは非常に危険です。
安全な回収タイミングを見計らい、高価な秘宝は早めに確保していきましょう。
💡 その他の戦術ポイント
- 従士カードの配置順が非常に重要。破棄リスクのある「探求・回収」は早いスロットに入れないのが安定。
- 「移動」や「募兵」は失敗リスクがないため、序盤のスロットに置くと行動が安定しやすい。
- 探求で価値を確認 → 次のターンで回収する流れが失敗しにくく効率的。
- クラフト目的で設置した陣地も支配補助として機能するため、積極的に展開してOK。
✅ まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
勢力名 | 甲鉄衛団(こうてつえいだん) |
登場拡張 | みはてぬ宝のあらもの騒記 |
難易度 | 中級者〜上級者向け |
得点方法 | 探求 → 回収による秘宝獲得(種類セットボーナスあり) |
戦闘能力 | 中〜高(兵士数はやや多め、制圧も可能) |
特徴 | 探求と回収の成功条件に要注意 / 支配条件の計算が重要 / セット得点も可 |
コントロール | 従士カードの配置順・構成 / 陣地の活用 / 支配数の調整 |
✏️ 筆者のひとこと
秘宝の価値に一喜一憂しながら、支配を調整していくパズル感が楽しい派閥です!
「このタイミングなら回収できる…!」と計画どおりに得点できたときの達成感は格別。
逆に、支配が足りなくて従士カードが廃棄されてしまったときは、地味にショック…。
慎重に一歩ずつ支配を広げながら、セット得点を絡めて一気に加速できると気持ちいいです!