パンデミック

【パンデミックの役割カード解説】基本キャラ7人の特徴と活かし方まとめ

Contents

🧪 はじめに|役割カードって何?

パンデミックでは、プレイヤーごとに「役割カード(キャラクターカード)」が1枚ずつ配られます。
これは「自分の担当する専門職」を表すカードで、それぞれに固有の能力が設定されています。

この役割によって、できる行動やチームへの貢献が大きく変わるため、
誰がどの役職を担当するかがゲームの展開や勝率に直結します。

たとえば…

  • カードを他のプレイヤーに渡しやすいキャラクター
  • 感染の治療に特化したキャラクター
  • 他のプレイヤーを移動させるサポートに長けたキャラクター

など、それぞれ明確な強みと個性があります。

この記事では、パンデミック基本セットに含まれる全7種類の役割カードについて、
初心者にもわかりやすく、それぞれの特徴やおすすめの活かし方を紹介していきます!

🧑‍🔬 パート2-1|各キャラクター紹介と特徴まとめ

パンデミックの基本セットには、7人の役割カード(キャラクター)が登場します。
それぞれに固有の能力があり、得意な立ち回りやチームでの役割が異なります。

このパートでは、以下のキャラクターについて、
能力の内容・活かし方・初心者向けかどうかを順に紹介していきます。

検疫官(Quarantine Specialist)

研究者(Researcher)

通信司令員(Dispatcher)

科学者(Scientist)

衛生兵(Medic)

作戦エキスパート(Operations Expert)

危機管理官(Contingency Planner)

🧬 パート2-2|研究者(Researcher)どの都市カードでも渡せる強力サポート役!

🔹 基本能力

研究者は、同じ都市にいる他のプレイヤーに対して、どの都市カードでも渡すことができます
この能力は自分の手番でなくても使用でき、相手の手番中でも1アクションを消費してカードを渡すことが可能です。

カードの受け渡しに関するルールを正確に整理すると、以下の通りです:

✅ カードのやりとりに関する正しいルール整理

  • 研究者が他のプレイヤーにカードを渡す場合
     → 同じ都市にいれば、どの都市カードでも渡せる
  • 他のプレイヤーが研究者からカードを受け取る場合
     → 同じ都市にいれば、どの都市カードでも受け取れる
  • 研究者が他のプレイヤーからカードを受け取る場合
     → 通常ルールが適用され、今いる都市のカードのみ受け取れる

例:研究者と別のプレイヤーが「マドリード」にいるとき、
研究者の持っている「東京」のカードでも自由に渡すことができます。
これはパンデミックの中でも特に強力な能力のひとつです。


🔹 おすすめポイント

  • チームのカード集めを円滑に進められる潤滑油的存在
  • 科学者(カード4枚で治療薬発見)とのコンボが強力
  • 通信司令員など、他キャラに移動を支援してもらうと真価を発揮

🔹 初心者向けおすすめ度:★★★

→ 能力がシンプルかつ汎用性抜群。初プレイでも扱いやすく、活躍しやすいおすすめキャラ!

🚁 パート2-3|通信指令員(Dispatcher)仲間を自在に動かすチームの司令塔!

🔹 基本能力

通信指令員は、自分の手番中に他のプレイヤーのコマを操作して移動させることができます
通常の移動アクション(通常移動/直行便/チャーター便/シャトル便)と同じ方法で、まるで自分のコマのように操作可能です(アクション消費あり)。

さらに、自分自身が移動する場合は特別なルールが適用され、すべての都市に対してシャトル便のように移動できます
つまり、研究所がなくてもどこへでも1アクションでワープ可能なような動きが可能です。

※注意:移動できるのはコマだけで、感染の治療などはできません。あくまで“移動支援専門”のサポート役です。


🔹 おすすめポイント

  • 他プレイヤーを「移動させてあげられる」唯一の役割
  • 感染拡大の危機にある都市へ、仲間を送り込んでサポート
  • カード受け渡しのタイミング調整にも大活躍
  • 移動力の高いキャラ(衛生兵・研究者など)と特に相性が良い

🔹 初心者向けおすすめ度:★★☆

→ 能力は強力だが、盤面全体の状況を読んで動く判断力が必要
初心者でも楽しめるが、経験者が使うとより真価を発揮する。

🔬 パート2-4|科学者(Scientist)治療薬の発見に必要なカードが1枚少ない!

🔹 基本能力

科学者は、同じ色の都市カードが4枚あれば、その色の治療薬を発見できます
通常は5枚必要なところを1枚減らせるのが大きな強みです。
治療薬の発見は勝利条件に直結するアクションなので、チームの中核的な存在と言えます。


🔹 おすすめポイント

  • カードが揃いやすく、治療薬の発見がスムーズに
  • 他プレイヤーからのカード受け渡しで爆発的な活躍
  • 特に研究者や通信指令員と組むとカード集めが加速する

🔹 初心者向けおすすめ度:★★★

→ 能力がシンプルで分かりやすく、チームへの貢献も明確
初心者が扱いやすい、非常にバランスの良いキャラクター。

💉 パート2-5|衛生兵(Medic)治療のスペシャリスト!一気にキューブを除去できる

🔹 基本能力

衛生兵は、「感染キューブを取り除く」アクションで、その都市のキューブをすべて一度に除去できます(通常は1個ずつ)。

さらに、治療薬が発見された色のウィルスに対しては特別な能力が発動します:

  • その色の都市に移動しただけで、キューブが自動的にすべて除去されます(アクション不要)
  • その都市に衛生兵がいる限り、感染フェイズでもキューブが配置されず、感染を防ぐことができます

盤面の感染拡大を抑える要として非常に頼れる存在です。


🔹 おすすめポイント

  • 感染がひどい都市を一掃できる“除染のプロ”
  • 感染源にとどまってバリアのように防衛する戦い方も可能
  • 通信指令員や作戦エキスパートとの連携で移動効率アップ

🔹 初心者向けおすすめ度:★★☆

→ 能力は直感的で使いやすいが、どこに派遣するかの判断が重要
初心者にも人気だが、経験者が動かすとより強力に活躍する。

🛠 パート2-6|作戦エキスパート(Operations Expert)研究所の設置を支える現場の要!

🔹 基本能力

作戦エキスパートは、自分の手番中に「都市カードを使わずに」研究所を建てることができます(アクション1回消費)。
通常は、その都市のカードを手札から捨てないと研究所は建てられませんが、作戦エキスパートはその制限を受けません。

また、研究所がある都市からは「任意の都市」へ直行便のように移動することが可能です(ただし手札1枚をコストとして捨てる必要あり)。


🔹 おすすめポイント

  • 治療薬発見のために必要な「研究所」を自由に建てられる
  • 移動力も高く、カード消費で遠方にワープ可能
  • 通信指令員や研究者と組めば、研究所の利便性がさらに高まる

🔹 初心者向けおすすめ度:★★☆

→ 他のキャラのサポートで輝くタイプ。
研究所をどこに建てるかを考えながら動く必要があり、やや中級者向けの運用が求められる。

📦 パート2-7|危機管理官(Contingency Planner)使い捨てイベントカードをもう1枚!

🔹 基本能力

危機管理官は、捨て札になったイベントカードを1枚選び、特別な備蓄スペースに保存できます(アクション1回消費)。
このカードは、後で自分または他のプレイヤーが使うことができます
※保存できるのは1枚だけ。使用されたら再利用はできません。

イベントカードは状況を打開するための重要な手段ですが、どのカードをいつ拾うか、いつ使うかの判断が難しいため、運用にはやや慣れが必要です。


🔹 おすすめポイント

  • 捨てられたイベントカードをもう一度使えるのは非常に貴重
  • 手札の上限とは別枠で持てるため、柔軟性が増す
  • 緊急時に“もう1枚の保険”として活躍することも

🔹 初心者向けおすすめ度:★☆☆

→ 能力の使い方はシンプルに見えるが、発動タイミングや拾うカードの選定に判断力が求められるため、初心者にはやや扱いづらいキャラクター。

🛡 パート2-8|検疫官(Quarantine Specialist)そこにいるだけで感染をブロック!

🔹 基本能力

検疫官がいる都市、およびその隣接都市すべてに対して、感染キューブが置かれません
つまり、アウトブレイクも含めて感染を未然に防ぐ“防衛キャラ”です。
自分が移動した先に即座に効果が発動するため、予防の観点で非常に強力です。


🔹 おすすめポイント

  • 感染拡大の「起点」を防げることで全体のリスクを抑制
  • 感染が集中しそうな都市にとどまることで盤面を安定化
  • 通信司令員との連携で、感染が広がる前に送り込めると◎

🔹 初心者向けおすすめ度:★★☆

→ 動き自体はシンプルで扱いやすいが、「どの都市を守るべきか」の読みが求められるため、中級者向けの立ち回り要素もあり。
感染拡大の仕組みを理解していれば非常に頼れる存在。

🧩 パート3|まとめ:役割を活かしてチームで勝利を目指そう!

パンデミックの面白さは、個性豊かなキャラクターたちがそれぞれの役割を果たしながら協力して危機に立ち向かうところにあります。

誰かが治療に専念し、誰かが研究所を建て、誰かが感染拡大を防ぐ――
それぞれが「自分にしかできない動き」でチームを支えるからこそ、勝利の達成感も大きいのです。

初めてプレイする方は、直感的でわかりやすいキャラクター(例:科学者、衛生兵、研究者など)から使ってみるのがおすすめです。
慣れてきたら、通信指令員や危機管理官のような少しテクニカルな役割にもチャレンジしてみましょう。

役割ごとの特性を理解し、うまく組み合わせることで、
「あと1手で敗北か勝利か――」という、パンデミックならではの白熱した展開を楽しめるはずです!


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